杉山:素敵な企画ですね。お声かけした企業の反応はいかがでしたか?

酒井:LGBTをはじめとした、ダイバーシティへの関心は高く、非常にポジティブな反応が多かったです。ただ、具体的にどのように取り組んでいけばいいのかなど進め方について決まっている企業は少ない印象でした。「一緒に踏み出しましょう」とお声かけをしても、その一歩を踏み出すのには、まだ社内の承認を取るのが難しいという状況もあるようで、まだまだ障壁は低くないなとは感じております。

杉山:TRP2019のテーマは「I HAVE PRIDE〜あるがままを誇ろう。」です。このテーマについて、酒井さんはどのような印象をお持ちですか?

酒井:人間の持つ特性や考え方というものは、人それぞれで、多様な考え方があるからこそ面白いと思っています。それが自分と同調するような人ばかりでは画一的で刺激がないですよね。時には喧嘩するかもしれないし、時には笑い合えるかもしれない。いろんな人が自然体で、あるがままでいられるからこそ楽しい。仕事においても、そのほうが結果的に成果を得られるんじゃないでしょうか。

杉山:いいことも悪いことも含めて、あるがままに、ということですね。ありがとうございました。

文・構成/山縣真矢

■株式会社ビズリーチ
[本社]東京都渋谷区
「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャー。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、人材活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」などを展開。
●公式サイト:https://www.bizreach.co.jp
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