2018年も、LGBT関連のさまざまな出来事が国内外で起こった。国内を中心に、2018年の出来事を、5つのキーワードをもとに、インターネット記事を紹介しながら、振り返ってみたい。

まずは全体の振り返りとして、松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)による「2018年LGBTニュースまとめ」と『「私たちはもう黙らない」LGBTをめぐる2018年の社会の動きを振り返る』を参考に。

【キーワード①】

●杉田水脈(衆議院議員)

2018年、最大のトピックはこれだろう。
杉田水脈衆議院議員(自民党・比例区中国ブロック)が2018年7月18日発売の『新潮45』2018年8月号(新潮社)に寄稿した『「LGBT」支援の度が過ぎる』と題した文章の内容に批判が殺到した。
Twitterで呼びかけが始まった7月27日(金)の「自民党本部前での抗議」に対して、東京レインボープライド(TRP)も呼びかけに賛同、団体として抗議に参加し、代表者がスピーチした(主催ではない)。

7月27日(金)「自民党本部前抗議」を伝える記事はこちら。
★宇田川しい(ライター)『杉田水脈議員の「差別発言」に抗議するデモに、なぜ5,000人も集まったのか』(ハフポスト/2018.7.29)
★播磨谷拓巳(BuzzFeed Newsレポーター)「いま、杉田水脈議員に伝えたいことは? 自民党本部前で聞いた」(BuzzFeed News/2018.7.29)

炎上から約3週間の経緯は、松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)『「杉田水脈LGBT差別問題」の経緯を振り返る』(ハフポスト/2018.8.10)

この時期にインターネットで公開された主な論考は以下。

★荻上チキ【音声配信】「“マジレス”の必要あり~自民党・杉田水脈議員のLGBTに関する『新潮45』原稿に対し、荻上チキが渾身の応答」(TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』/2018.7.23放送分)
★古谷経衡(文筆家/著述家)「杉田水脈議員はなぜLGBTを蔑視するのか?」(YAHHO! JAPANニュース/2018.7.24)
★石戸諭(記者、ノンフィクションライター/ハフポスト日本版レポーター)『「LGBTは生産性が無い」の杉田水脈氏、過去には「日本に女性差別はない」発言も』(ハフポスト/2018.7.24)
★小田嶋隆(コラムニスト)「杉田水脈氏と民意の絶望的な関係」(日経ビジネスONLINE/2018.7.27)
★井戸まさえ(ジャーナリスト)『「LGBTは生産性がない」杉田水脈氏大炎上「ザワザワ感」の正体』(現代ビジネス/2018.7.29)
★永易至文(ライター/BuzzFeed Contributor)『杉田議員の「LGBT非難」の度が過ぎる』(BuzzFeed News/2018.8.1)
★竹下郁子(Business Insider Japan記者)「なぜ杉田水脈議員は過激発言を繰り返し“出世”したのか」(Business Insider Japan/2018.8.1)
★サンドラ・ヘフェリン(コラムニスト)『杉田水脈氏の「LGBTは生産性がない」発言をドイツ的視点から考える』(『GLOBE+』朝日新聞社/2018.8.4)
★篠田博之(月刊『創』編集長)「杉田水脈LGBT差別発言を掲載した『新潮45』への危惧と提言」(YAHOO! JAPANニュース/2018.8.7)
★尾辻かな子(衆議院議員)『同性愛公表、尾辻かな子が徹底反論「LGBT杉田論文の度が過ぎる」』(『iRONNA』産経新聞社/2018.8.10)
★稲田朋美(衆議院議員)『稲田朋美手記「杉田さん、LGBTを尊重するのが保守の役割です」』(『iRONNA』産経新聞社/2018.8.10)
★吉良佳子(衆議院議員)『「LGBT、それがどうした」杉田論文の本質はただの差別である』(『iRONNA』産経新聞社/2018.8.10)
★古川雄嗣(教育学者、北海道教育大学旭川校准教授)『あの発言は「杉田水脈氏だけの問題」ではない』(東洋経済ONLINE/2018.8.10)
★小佐野 彈(歌人)『「LGBTは生産性がない」の杉田議員は憎まない。彼女の無知が憎い』(『現代ビジネス』講談社/2018.8.14)

NPO法人東京レインボープライドは、LGBTQの枠を超え、それぞれの想いを「LOVE=愛」という言葉に託して、10月8日(月・祝)、『TOKYO LOVE PARADE』を緊急開催し、「LOVE & EQUALITY〜すべての命に平等を」をテーマに、新宿の街を行進した。

★宇田川しい(ライター)「東京レインボープライドは、なぜ新宿でLGBTQのパレードを開催したのか」(ハフポスト/2018.10.13)

【キーワード②】

『新潮45』休刊

9月18日刊行の『新潮45』10月号で、『そんなにおかしいか「杉田水脈」論文』と題した特別企画を組み、藤岡信勝『LGBTと「生産性」の意味』、小川榮太郎『政治は「生きづらさ」という主観を救えない』、松浦大悟『特権ではなく「フェアな社会」を求む』など杉田水脈議員の寄稿を擁護する論考を掲載した。それに対して、新潮社内外から批判や抗議が上がり、9月25日、新潮社は『新潮45』の休刊(事実上の廃刊)を発表した。

『新潮45』10月号刊行、休刊発表前後の時期にインターネットで公開された主な論考には以下のものがある。

★竹下郁子(Business Insider Japan記者)「杉田水脈発言擁護は言論の自由ではない──新潮社を作家や他社も批判、購買や仕入れ中止の動きも」(Business Insider Japan/2018.9.20)
★小田嶋隆(コラムニスト)『「新潮45」はなぜ炎上への道を爆走したのか』(日経ビジネスONLINE/2018.9.21)
★原田隆之(筑波大学教授)『「新潮45」はなぜ杉田水脈を擁護するのか? 差別と偏見に満ちた心理』(『現代ビジネス』講談社/2018.9.21)
★井戸まさえ(ジャーナリスト)『「新潮45」が二度目の大炎上で大きく失ったもの』(『現代ビジネス』講談社/2018.9.22)
★江川紹子(ジャーナリスト)『「新潮45」LGBT差別…江川紹子が指摘、休刊だけですまされない問題の本質』(Business Journal/2018.9.25)
★篠田博之(月刊『創』編集長)『「新潮45」休刊は残念だ。杉田水脈論文は論外だが、休刊の背景は本当に深刻だ』(BLOGOS/2018.9.25)
★永易至文(行政書士、ライター)『「新潮45」で高評価だった「松浦大悟論文」をファクトチェックしてみた』(BuzzFeed News/2018.9.25)
★仲俣暁生(編集者・文芸評論家)『「新潮45」休刊決定でもモヤモヤ感が残る理由』(東洋経済ONLINE/2018.9.28)
★古谷経衡(文筆家)『「新潮45」休刊の背景──貧すれば鈍する名門雑誌の最期』(ニューズウィーク日本版/2018.9.28)
★伊藤達也(ライター・編集者)『「新潮45」休刊…あるライターがみた「その時までに起こったこと」』(『現代ビジネス』講談社/2018.9.30)
★AmebaTIMES『「新潮45」休刊を、小川榮太郎氏と松浦大悟氏はどう受け止めたか。小川氏「論外だ」と批判』(ハフポスト/2018.10.2)

★松浦大悟(元参議院議員) 『「新潮45」10月号寄稿のLGBT当事者&元参議院議員・松浦大悟インタビュー(上)「本当に差別を解消したいと思うのであれば議論すべき」』(ガジェット通信/2018.10.4)
同(下)「私たちはごまかしの人生から脱却したくてカミングアウトする」』(同)

★永易至文(ライター/編集者、行政書士) 『「新潮45」問題を古いゲイ3人が考えた(1)内から、外から、バックラッシュが始まった?!』(BuzzFeed News/2018.10.25)
同(2)LGBTブームの「功罪」と、「過激な活動家批判」のゆくえ』(同/2018.10.26)
同(3)マイノリティの分断と内部対立を超えて』(同/2018.10.27)
同(4)あなたはここからなにを考える?』(同/2018.11.1)

★[対談]千葉雅也(立命館大学准教授)&三浦瑠麗(国際政治学者) 『「新潮45」杉田水脈論文に隠された本当の意味』(PHP Online 衆知/2018.12.10)
「愛」と「性愛」は切り離せるか? 「新潮45」LGBT騒動を振り返る』(PHP Online 衆知/2018.12.17)

【キーワード③】

●著名人のカミングアウト

2018年も、カミングアウトした著名人が話題となったが、中でも経済評論家の勝間和代さんが、LGBTアクティビストの増原裕子さんとの交際を発表し、大きなインパクトを与えた。

★古田大輔(バズフィード・ジャパン創刊編集長)「同性を愛するということ 勝間和代のカミングアウト」(BuzzFeed News/2018.5.28)
★[対談]勝間和代×岡部鈴『勝間和代さんと考える「カミングアウトのメリットとデメリット」』(文春オンライン/2018.7.27)
★[対談]杉山文野×勝間和代『勝間和代がカミングアウト後の心境語る「ネガティブな反応は思ったより少ない」』(Forbes Japan/2018.10.13)

国文学研究資料館の館長で、テレビのコメンテイターとしても活躍する日本文学研究者ロバート・キャンベルさんは、自民党の杉田水脈議員が『新潮45』へ掲載した文章への反論という形で、自身のブログで長年連れ添った同性のパートナーの存在を明かした。

★ロバート・キャンベル『「ここにいるよ」と言えない社会』(公式ブログ『つぶて文字』/2018.8.12)
★「ロバート・キャンベルさんから学ぶ」(TRP公式サイト/2018.12.7)

また、政治学者で同志社大学教授の岡野八代さんも、杉田議員への憤怒から、自身のツイッターで「わたしも、初めて、レズビアンとして発言します」(2018.7.26)として、7月28日に大阪で行われた「杉田水脈議員の辞職を求める大阪緊急街宣」でスピーチをした。
★石戸諭(ノンフィクションライター)『「杉田発言に黙ってはいられなかった」政治学者が自分はレズビアンだと明かした理由』(YAHOO! JAPANニュース/2018.9.22)

2018年6月に、パナソニック初の外国人取締役に就任したローレンス・ベイツさんは、同性愛者であることを公表している自身の経験について、就任後初めて取材を受け、そのインタビュー記事が、12月に公開された。
★猪瀬聖(ジャーナリスト)『同性愛公表のパナソニック取締役ベイツ氏「LGBTへの差別は日本経済の損失」』(ITmedia ビジネスオンライン/2018.12.23)

海外も含め、2018年にカミングアウトした有名人については、GENXYの以下の記事にまとめられている。
★「2018年にカミングアウトした有名人まとめ」(GENXY/2018.12.31)

【キーワード④】

●自治体のLGBT施策

2018年も、自治体によるLGBTに関する様々な施策が行われた。主なものは以下。

国立市アウティング禁止条例(1月30日成立/4月1日施行)
国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例(国立市公式サイト)
★『東京都国立市が「アウティングの禁止」を盛り込んだ条例を初めて制定しました』(gladxx)
★下山祐治『国立市が性的指向の暴露「アウティング」禁止条例、カミングアウトできない人も守る』(弁護士ドットコムNEWS/2018.3.30)
★松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)「国立市でアウティング禁止を明記、筑波大はハラスメントとして対処。それでも残る課題を解決するために必要な2つのこと」(ハフポスト/2018.4.6)

世田谷区差別禁止条例(3月2日成立/4月1日施行)
世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例(世田谷区公式サイト)
★吉野太一郎「国籍・民族・LGBT差別の解消を明記、苦情処理委を設置へ 世田谷区で条例が成立」(ハフポスト/2018.3.2)
★松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)『「ホモ」と言ったら法律で罰せられる? 差別を法律で禁止するとは』(一般社団法人fair公式サイト/2018.5.24)

東京都人権尊重条例(10月5日成立/10月15日公布・施行、一部2019年4月1日施行)
東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例(条文)
★LGBT法連合会NEWS『東京都条例「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念実現のための条例」について』(2018.10.5)
★松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)「LGBTへの差別禁止が明記された東京都人権条例が成立。残る懸念と今後の影響は」(一般社団法人fair公式サイト/2018.10.6)
★OUT JAPANニュース「東京都でLGBT等への差別を禁じる人権尊重条例が成立、都道府県として初」(OUT JAPAN公式サイト/2018.10.9)

■同性パートナーシップ制度

[4月]福岡市
福岡市パートナーシップ宣誓制度(福岡市公式サイト)
性的マイノリティ(LGBT)に関すること(福岡市公式サイト)
★佐藤渉『福岡市パートナーシップ宣誓制度を受けたLGBT当事者の声「私たちも、幸せになっていいんだ」』(#FUKUOKA/2018.6.27)

[7月]大阪市
大阪市パートナーシップの宣誓の証明に関する要綱(大阪市公式サイト/2018.6.27)
大阪市パートナーシップ宣誓書受領証を交付しています(大阪市公式サイト/2018.11.20)
★OUT JAPANニュース「大阪市で同性パートナーシップ証明制度がスタート、カード型の証明書も発行」(OUT JAPAN公式サイト/2018.7.10)
★KyodoNews[動画]「大阪市がパートナー証明LGBT対象の制度開始」(2018.7.9)

[8月]東京都中野区
中野区パートナーシップ宣誓・宣誓書等受領証交付を実施します(中野区公式サイト/2018.8.15)
★森駿介「中野区が同性パートナーシップ制度を開始。交際25年のカップルが語るその意味」(BuzzFeed News/2018.9.6)
★宇田川しい「レズビアンは普通にいる“おばちゃん” 25年寄り添ってきた同性カップルが、パートナーシップ宣誓した理由」(ハフポスト/2018.9.7)
★「中野区で同性パートナーシップ証明制度がスタートし、証明書の交付式が行われました」(gladxx 9月のニュース)
★永易至文(ライター/編集者、行政書士)「開始から3年、全国に広がりはじめた同性パートナー制度」(BuzzFeed News/2018.11.29)

パートナーシップ制度は、ますます広がりを見せ、2018年の5月から6月にかけて、「自治体にパートナーシップ制度を求める会」が中心となって、27の自治体において、パートナーシップ制度等の導入を求める請願、陳情、要望書が提出されるといった動きもあった。

★松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)『全国27の自治体で「パートナーシップ制度」導入を一斉に請願』(一般社団法人fair公式サイト/2018.6.4)

2019年には、東京都豊島区、横須賀市、さいたま市、熊本市、千葉市、東京都府中市、大阪府堺市、岡山県総社市、名古屋市、長崎市などで、パートナーシップ制度の導入が検討されている。
また、2019年2月には日本で初めて、同性婚を認めないのは違憲だとして、東京6組、関西1組、名古屋1組、北海道2組の4地域10組のカップルが訴訟を起こすことになっている。

★『「同性婚できないのは違憲」同性カップルが、国を初の提訴へ。木村草太さん「憲法は同性婚を否定していない」』(ハフポスト/2018.11.29)
★古田大輔「日本の結婚は不平等 同性カップルが裁判に訴える理由」(BuzzFeed News /2019.1.5)

【キーワード⑤】

●性同一性障害/トランスジェンダー

1月にNHKで放映されたテレビドラマ『女子的生活』では、志尊淳さんが演じるトランスジェンダーでレズビアンという主人公の登場が話題となった。

★『話題のドラマ「女子的生活」LGBT当事者に与えた影響は。主演・志尊淳&トランスジェンダー指導・西原さつきが反響語る〈インタビュー〉』(モデルプレス/2018.1.18)

2003年に成立し、2004年から施行されている「性同一性障害者特例法」によって、性同一性障害の人が戸籍の性別を変更することができるようになったが、今もなお、性別適合手術がその要件の一つとなっている。その性別適合手術に対して、4月1日から保険が適用されるようになった。しかしながら、日本においては、保険診療と保険外診療(自由診療)を併せて行う「混合診療」を禁止するという原則があり、そのため、保険外診療である「ホルモン療法」を行っている場合には手術に保険が適用されない、という状況が起き、大きな課題を残すことになった。

★GID学会『「性同一性障害診療における手術療法への保険適用」について』(2018.4.14)
★ヨミドクター「性別適合手術、保険適用されたはずなのに…ホルモン治療受けると対象外に」(YOMIURI ONLINE/2018.5.21)
★中日新聞「性同一性障害 保険適用の恩恵わずか」(2018.11.6)

世界保健機関(WHO)が6月に、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)を公表した。その中で、性同一性障害(Gender Identity Disorder)が「精神疾患」から外され、「性の健康に関連する状態」という分類の中の「Gender Incongruence(性別不合)」という項目になった。

★「WHO releases new International Classification of Diseases(ICD 11)」(WHO公式サイト/2018.6.18)
★「国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました〜世界保健機関(WHO)による約30年ぶりの改訂〜」(厚生労働省公式サイト/2018.6.18)
★Kyle Knight「国際疾病分類が改訂、トランスジェンダーの人びとにとっての勝利」(ヒューマン・ライツ・ウォッチ公式サイト/2018.6.19)
★OUT JAPANニュース『WHOの「国際疾病分類」が改訂され、性同一性障害が「精神疾患」から外されることになりました』(OUT JAPAN公式サイト/2018.6.21)
★遠藤まめた『「性同一性障害」が国際疾病分類の精神疾患カテゴリから除外。診断書が思い出になる前に』(WEZZY:遠藤まめた「[連載]トランス男子のフェミな日常」/2018.7.1)

7月には、お茶の水女子大学が、「自身の性自認にもとづき、女子大学で学ぶことを希望する人(戸籍上男性であっても性自認が女性であるトランスジェンダー学生)を受け入れることを決定した」と公表した。受け入れは、2020年度の学部・大学院の入学者から(編入は2022年度から)。

★「トランスジェンダー学生の受入れについて」(お茶の水女子大学公式サイト/2018.7.10)
★錦光山雅子『お茶の水女子大「性には多様性がある」トランスジェンダーの女性を受け入れる理由を説明』(ハフポスト/2018.7.10)
★遠藤まめた『女子大学がトランスジェンダーの受け入れへ。これまでも女子校にはいろんな人がいた。』(WEZZY:遠藤まめた「[連載]トランス男子のフェミな日常」/2018.7.15)