Lili Elbe（1882.12.28～1931.9.13）享年48歳
＊デンマーク出身の画家、イラストレーター。
＊世界で初めて性別適合手術（男性から女性へ）を受けた人物。
＊出生名はアイナー・モーウンス・ヴィーグナー。
＊1904年、デンマーク王立美術院の学友、ゲルダ・ゴトリプと結婚。
＊ゲルダの絵のモデルが現れず、その代わりに、ストッキングとヒールを身につけて脚のモデルをしてくれるようリリーに頼んだのがきっかけで、女性の服装をするようになったと言われている。
＊1912年以降、ゲルダと２人でパリに住むようになるが、その頃から、女性の服装で生活するようになる。
＊1930年、記録上、史上初とされる性別適合手術を受ける。まずはベルリンを訪れ、ドイツの内科医で性科学者、同性愛者の権利の擁護者としても有名なマグヌス・ヒルシュフェルトの観察の下、睾丸摘出手術を受け、その後、ドレスデンで、陰茎の除去、卵巣や子宮の移植手術を受ける。しかしながら、移植手術に対する拒絶反応が重く、翌年、５回目の手術の後、死去。
＊2001年、作家のデヴィッド・エバーショフが、エルベの生涯をモチーフにした『The Danish Girl』（邦題『世界で初めて女性に返信した男と、その妻の愛の物語』）を刊行。
＊2015年、デヴィッド・エバーショフの『The Danish Girl』を原作として、トム・フーパーが映画化（邦題『リリーのすべて』）。
■映画『リリーのすべて』の予告編 https://www.youtube.com/watch?v=RTfESNVoGdI
