アメリカでは、かつてホモフォビック(同性愛者に対して差別的)だったラッパー勢も同性婚に賛成。台湾では、国民投票で一旦は否決された「同性婚合法化」が、国会主導で可決される運びになっている……そんな2019年。
一方、ここ日本では「国民の78.4%が同性婚に賛成」という調査結果が出ても支援体制は進まず、それどころか「LGBTは生産性ない」発言で有名な議員が「差別の意図はない」として謝罪も撤回もせずに活動中だ。
この落差。そんな日本に生きる私たちの「プライド」はどこにある?
というわけで、東京プライドパレード (Tokyo Pride Parade, TPP)ウィークの4月29日(月)夜。この数十年の音楽を聴きながら、性的少数派の誇りを再確認するイベントを敢行する!
ナビゲーターは、「問いかけ(Q)続けるバイ(B)セクシャル先輩」こと丸屋九兵衛(QB)。
SKY-HI(AAA日高光啓)のリリックで「バイと夜遊び」としてサラッと言及されている人物だ。
その丸屋九兵衛が、音楽ヒストリーを彩ってきた「ゲイ・プライドを高らかに歌い上げるアンセム」と「LGBTQ関連/応援/啓発ソング」をまとめてお見舞いする特別な一夜!
※実は2月にも同様のイベントをやった丸屋九兵衛。だが、そこでもプレイリストを大幅割愛したので……今度こそコンプリート版を目指す!とのこと。
【ナビゲーター】丸屋九兵衛
京都市のアウトキャスト・ネイバーフッド、伏見が生んだ奇才。R&B/ヒップホップ情報サイト『bmr』の編集長を務める音楽評論家にしてコラム ニスト、人種差別研究家。
著書に『丸屋九兵衛が愛してやまない、プリンスの決めゼリフは4EVER』等の決めゼリフシリーズがある。