マガジン TRP ONLINE

●今年のテーマは「一期一会　～今に生きる、今を生きる。～」

こんにちは！　事務局の伊芸です。 台風25号の接近に伴い開催が危ぶまれておりましたが、無事開催されました！　そして今年は初の２日間開催！　そして10,000人動員！　ますます盛り上がりを見せている『レインボーフェスタ！』のリポートをお届け致します！

東京から参加した私たちは、「台風の影響はどうなんだろう・・・」と心配していましたが、会場に着く頃には雨も上がり、暑くもなく寒くもない絶好のイベント日和でした。

レインボーフェスタでは公式物販がなく、参加記念に買える物がないな・・・なんて思っていましたが、カンパしたらもらえたシリコンバンドは、暗いところでは光るというとてもオシャレなもの！　もらった時には気づかなかったけれど、持って帰ってから気づいて感動するいいグッズでした！

 

TRPでもおなじみの「チェリオコーポレーション」ブースでは、ライフガードの配布と『のんでCHANGE!』レインボー自販機を設置しておりました。レインボー自販機で買った飲み物の売り上げの一部はレインボーフェスタへ寄付をされるとのこと。大きな企業さまがセクシュアルマイノリティ関連のイベントへ参加し、応援してくれるのは本当に心強いですね！

 

「資生堂」ブースでは、『LOVE THE DIFFERENCES』をテーマに体験コーナーがありました。僕も肌年齢や肌の水分量を計って頂きました。スキンケアをしたことがない僕でしたが、肌年齢は２歳若く、水分量も平均より上とのことでテンション上がりました（笑）　雨も上がり太陽も出て来たため、日焼け止めや化粧水、ファンデーション・・・と色々と施して頂きました。

 

「AIG」ブースでは、多様性を受容し誰もが活躍できる社会を目指すことをテーマとした「DIVERSITY IS STRENGTH（＝多様性こそ強さ）」キャンペーンの一環として、UNITED BLACK Tシャツが展示されていました。黒に見えるのに引っ張ると鮮やかなレインボーが出てくるTシャツはかっこいいですよね！

 

「ET-King」さんのステージでは、レインボーフェスタのテーマソングにもなっている「愛しい人へ」を披露。とても力強いメッセージ性と歌と、会場の一体感はとても感動しました！　写真ではなかなか雰囲気をお伝えできないですが、カップルと思われる人たちが手を組みながら肩を組みながら聴いている姿、自分らしく思い思いに楽しんでいる姿、大切な人と「愛しい人へ」を聴いているんですね♪

 

パレード後に出演されていた「オバチャーン」さんですが、やはり大阪のオバチャンはオモロイわ～笑　「オバ オバ オバチャーン」っていうフレーズが頭から離れなくなりました。最後には本来の歌詞ではないですが「オバ オバ オーバーザレインボー」ってアドリブされていました。さすがやわ～♪

 

●第13回　関西レインボーパレード

2006年から続いている関西レインボーパレードも今回で13回目。毎年継続開催されているので本当にすごい！

 

４つのフロートがあり、TRPメンバーで①オープンカーフロートに参加しました（その他のフロートは、②ミュージカルフロート、③サウンドフロート、④メッセージ・撮影禁止フロート）。パレードの参加者は850名。沿道からパレードを見ている人は少なかったかなという印象でした。

私たちは東京のパレードで作った大きなフラッグを２つ持って歩きました。フラッグには「TOKYO」の文字があるので、東京でのパレードを知ってくれている外国の方が声をかけてくれて、３名でのパレード参加でしたが寂しくありませんでした！　パレード中に隣同士でおしゃべりを始めたりするのは大阪ならではの空気感でした。関西弁・英語・中国語が飛び交う周りは異文化交流というか、まさにダイバーシティー！！
それを肌で感じられるパレードってやはりいいものですね！

 

●私たちは初の２日間開催のお祝いと応援を兼ねて、今回はブース出展も行いました！

『レインボーフェスタ！2018』を企画運営されている実行委員会の皆さま、初の２日間開催ということで、色々と大変な面は多かったかと存じます。１参加者として本当に楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました！！

取材・文／伊芸祐輝

 

参加メンバーからのリポート

■真喜志（パレード部門・部門長）

10月6日（土）、日本列島の北側を進む台風の影響で10月とは思えない蒸し暑さが大阪の街を覆っていました。会場は砂地で当日朝の雨で足元は決して良くない場所でしたが、それを思わせないくらい参加者、出演者、出展者、ボランティアスタッフのみなさんが楽しんでイベントを盛り上げていました。ちなみに、レインボーフェスタでは、スタッフのことを虹レンジャーと言っているらしいです。スタッフがつけていた名札には、それぞれの担当にレインボーフラッグ6色を当てはめていました。それぞれの担当や役割をこなすだけではなく、虹レンジャーみなさんで支え合って、イベントを盛り上げている様子が印象的でした。

ブースは、関西を中心として活動する団体や、全国的に有名な企業、地元の飲食店などが出展していました。TRPブースでは、TRP機関誌「BEYOND」と団体のパンフレットの配布、オフィシャルTシャツやトートバッグの販売を行いました。ブースを見にいらっしゃった方からは、Tシャツやトートバッグを見て、「かわいい」「おしゃれ」と買ってくださる方、「毎年行っています！」「来年はぜひ行きます！」と嬉しい言葉をかけてくださる方がいらっしゃいました。
ステージでは、1日目は、はるな愛さんをはじめ、関西出身のアーティストや全国的に活動される方たちが出演し、2日目は、地元で活動される方を中心とした出演者がイベントを盛り上げていました。中には大阪のおばちゃんも参加（笑）。地元らしさが印象的です。

2日目に行われたパレードでは、それぞれのスタイルを持った4つのフロートがあり、今年作成したTRPの大きなフラッグとレインボーフラッグ、LOVE&EQUALITYのボードを掲げ、1番目のフロートに参加しました。純粋にパレードに参加することが初めてだったので、気楽に歩くことができました。台風一過で天気も回復して良かったです。

最後のバルーンリリースでは、そのときは曇り空でしたが、その色に負けないくらいのいろんな色のたくさんの風船が浮かぶ様子がとてもきれいな景色でした。ぞれぞれの思いがセクシュアリティにかかわらず、多くの人たちに広がっていくことを願って。

■ゆーせー（パレード部門）

大阪は台風25号の影響で風が強かったものの、雨はほとんど降らず、10月上旬にも関わらず夏のような爽やかで良い天気に恵まれました。
広い公園の中に、いくつもの個性豊かなブースと、大きなステージが一際目立ち、360度どこを見ても色鮮やかで賑わっていて、2日間開催は初めてだったそうですが、両日たくさんの人で盛り上がっていました。

実は、個人的にあまり関西に来たことがなかったのですが、朝ご飯を食べに入ったお店で、隣の全く知らない方とふとしたきっかけで会話が始まり交流するなど、他の地域とはまた違った人との関わりがあり、どんなイベントになるのか想像もつかず、ワクワクした2日間でした。
しかもその方は私達の話を聞いて、「素敵な活動だね。イベントに見に行くよ！」と実際に私達のブースまで来てくださって握手まで交わしていただき、人情溢れる素敵な街だなと心が温かくなりました。

大阪の華やかな街を胸を張って歩くことができて嬉しく、また、沿道の方に手を振っていただくこともあり、みんなが自然と笑顔になっていくような素敵なパレードでした。

関西独特の楽しい催しが沢山あり、今回の学びを私達の東京レインボープライドに活かせるよう頑張りたいと思います。
関西レインボーフェスタの運営の方々、本当に素敵なイベントをありがとうございました。

■どーも（副代表理事）

初めは視察目的で参加する予定でしたが、パレード部門からも何人か参加することになり、それならばとブース出展やタブロイドへの広告出稿も行うなど、割とガッツリとした参加になりました。単にパレード参加するだけでなくブース出展すると、参加者や出展者同士の交流ができ、結果的に良かったと思います。

大阪は学生時代に数年間住んでいたこともあり、懐かしい感じ。当時はこのようなフェスタやパレードもなく、街並みと共に変化を感じましたね。大阪と言う都市規模を考えると、レインボーフェスタもさらに大きくなると思うし、そうなって欲しいと思います。

パレードコース中、人通りが多い東梅田・堂島付近を通るのですが、沿道からの応援はまだ多くない印象でした。場所の違いはありますが、自分たちとしても、TRPの活動目的であるLGBTの可視化や、集える場の提供を継続していく必要性を改めて感じました。

 

■レインボーフェスタ！2018 （第13回 関西レインボーパレード）

日時：2018年10月6日（土）、10月7日（日・パレード）
場所：大阪市扇町公園
参加者数（主催者発表）：総動員数 10,000人（パレード850人）
主催：レインボーフェスタ！ 実行委員会
公式サイト：http://www.rainbowfesta.org/