岡田さんもトラメガを通して呼びかけました。
「トランスジェンダーの生活は、議論するものじゃないです。トランスジェンダーの権利は人権です。青森レインボーパレード2019、この街に生きているレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、エイセクシュアル、クエスショニング、Queer、みんなこの街で生きています。この街の中で、ネギ買って、リンゴ買って、大根買って生きています」
パレードに参加していた、畑野とまとさんは、自身のFacebookに感想を書き込みました。
[畑野とまとさんのFacebookより]
青森のPARADEは、間違い無くそういった原点の意志が受け継がれている感じが凄くしたのです…。何て言うか、まさに自分たちのPRIDEを掲げた行進であり、何かに阿ること無く歩いていた…。いや、序盤は本当、泣きそうでヤバかった…。NYCのパレードは凄い、規模が違う…でも、青森で歩いた208人と、それを応援していた多くの人の思いは、この最初のパレードに通じるモノがあるんじゃないかと思うわけです。
旗を振っていた商店の方にも話を聞いてみました。
「毎年前を通っていただいていますし、ポスターを貼っている手芸店です。以前、我が家にホームステイしたベトナムから青森への留学生が、今はオーストラリアで男性同士で結婚したんです。政府からの正式なパートナー証明書、仲むつまじい写真などもよくSNSにアップしていて、微笑ましく、ごく自然な様子。日本も早くそうなると良いですね」
パレードを歩いている人に聞いてみると、「自分の上司がゲイ男性なんです。だから応援しよう思って。参加することにしました」とのこと。
こんなふうに、当事者、市民、企業、全国からの活動家、研究者など様々な方々が集まり、一緒に行進する姿は、なんとも力強いものでした。 その中でも、いちだんと輝いていたのが、レイチェル・ダムールさん。前に出すぎぬよう、気を使いつつ歩いていたレイチェルさん。宇佐美さんが言うのには、青森レインボーパレードを歩いた初のドラァグクイーンだそうです。
[レイチェルさんのTwitter(@racheldamour)より]
「オカシイワッ☆N.Y.行きの便に乗ったハズなのに、青森に着いちゃったワッ\(^o^)/ 」